基本的には、日ごろからお世話になっている方たちへの感謝の気持ちを伝えるのがお歳暮という習慣の意味合いなので、誰に贈るとしてもその人の判断によります。もちろん、送ってはいけない政治家や教師など一部の職業の方はいますが、それ以外であればはっきりと決まっているわけではありません。自分の両親だったら、ことしも1年間お世話になってありがとうという意味を込めてお歳暮を贈る人もいますし、それほどかしこまって贈る必要はないのではないかと、あえて贈るのをやめたという人もいます。どんな判断でも明確な決まりがない以上自由ですし、生まれ育った家庭の習慣などもかかわってくるでしょう。

いくら実の両親といっても、しっかりと毎回お歳暮やお中元を贈らないと怒られるというケースもあるので、家族とはいえこういった習慣をきっちりと守ったほうが良いケースもあるのは事実です。義理の両親の場合には、実の両親ほど親しい間柄ではなくとも、今後もずっとお付き合いをしていく間柄といえるので、そのためにもお歳暮を贈る人が多いようです。ただし、結婚をして家族になったのだから、こういった気遣いをされているのが心苦しいと思われる人もいて、もう贈らなくてもいいよ、などと断られる場合もあります。そういったときには、無理に贈り続けるのも逆に失礼にあたってしまうため、感謝の気持ちを伝えるだけにしてお歳暮をギフトとして贈るのはやめるなどの選択肢もあるでしょう。

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